1月8日の活動中止について(森のようちえんたんぽぽの根っこ預かり保育(2021.1~2021.3)

森のようちえんたんぽぽの根っこ預かり保育(2021.1~2021.3)の1月8日の活動ですが、寒波の影響で雪や雨が降り、道が凍結する可能性がありますので、今回は活動を中止とし、後日振替日を決めていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

※参加者には個別にメールで同じ内容をお知らせしていますが、届いていないという方は下記までお知らせください。

NPO法人みんなダイスキ松山冒険遊び場
℡:080-8902-9627(山本)
mail:info@asobiba-matuyama.org
HP:  https://asobiba-matuyama.org/

2020年の森のようちえん 

今年も多くの方のご参加、ご支援ありがとうございました。

2020年が明け、日常の活動がストップしてしまった春。季節の中で外遊び場が一番心地良い時期に自粛しなければならない葛藤を感じたのは誰もが同じ気持ちだったと思います。

しかし、そうした中でもいつもなら見落としがちな自然に目を向け、些細な事にも喜びを感じ、当たり前だと思っていた事柄がこんなにも字のごとく『有り難い』と気づけたことも多かったように感じます。

子どもたちの成長は待ったなしの現実。大人が思っている以上に、あっという間に独り立ちしていきます。だからこそ、小さな手をつないでくれている間にたくさんの方の愛が触れ合いが子どもの思いを受け止める環境が大きな役割を担っているんだとこんなご時世だからこそ感じずにはいられません。

秋に再開した親子型「みきゃんっ子」、今年も開催はわずかでしたが松山のいいところ再発見できた「風の子」、新たな活動の預かり型「たんぽぽの根っこ」どの活動も私たちスタッフにとっても大切な場所です。

たくさんの保護者の方と出逢い、多くの子どもたちの成長をこんなにも間近に感じ、一緒に悩んで、一緒に感じて、一緒に喜びあえる。今年も多くのいろんな感情と共に「今」を生きている瞬間瞬間に出逢えたことに深く感謝申し上げます。

子育てに正解はきっとありません。きっと「楽」な道もありません。でも、きっと「楽しめる」ヒントはたくさん、子どもたちから発信してくれています。

大地に生きる命の根っこをしっかりとはればきっと大丈夫。子どもたちの世界は輝いている。

2021年も皆さんがしあわせな年になりますように♪

森のようちえんたんぽぽの根っこ(金)預かり型(2021.1~2021.3)締切りました。

松山市祝谷にあるみかん山をお借りして実施している「森のようちえんたんぽぽの根っこ」1月~3月の毎週金曜日(計12回)の参加者の申込を本日定員となり締切りました。

申込を希望されていた方もおられたと思うのですが申し訳ありません。今後も参加を希望する皆さんの要望をお聞きし、活動の幅を広げていきたいと思いますのでご協力よろしくお願いします。

森のようちえん根っこ(金)預かり型(2021.1~2021.3)募集開始

松山市祝谷にあるみかん山をお借りして実施している「森のようちえんたんぽぽの根っこ」1月~3月の毎週金曜日(計12回)の参加者の申込を開始しました。継続申込が多いので今回は3名まで受け付けることができます。

希望する方はお早めに申込をお願いします。

森のようちえんに興味のある方、やってみたい方対象に、「森のようちえん」を知ってほしいと思い企画しました。

コロナ禍の中、自然の中でのびのびと遊びながら子どもたちを育てたいという思いを持つお母さんお父さんはますます増えているように感じます。

都会では街に子どもの姿はなく、多くの子どもが室内でゲームやYouTubeなど一人で遊ぶことが増えてきています。学校ではマスクをして勉強をし、給食の時間も会話をすることが許されないと聞きます。尚且つ子どもの育つ環境として、屋外で仲間と群れて遊ぶ経験をすることなく過ごす子どもたちの増加。これはコロナ以前からの深刻な問題です。

そんな時代だからますます乳幼児の時ぐらいはのびのびと自然の中で過ごしてほしいと考えている人が増えているのです。

広い屋外の自然の中で3密を避け、のびのびと育つ子どもたちを応援することができる「森のようちえん」という選択。

今回は、森のようちえんに興味のある方、やってみたい方対象に、「森のようちえん」を知ってほしいと思い企画しました。午後からは松山と新居浜の有志による音楽会も実施します。お昼は羽釜でご飯を炊いて味噌汁を作ります。

≪内容≫

日時 12月12日(土)10:00~14:00(受付9:30~)
場所 由良野の森(愛媛県上浮穴郡久万高原町二名乙787-13)
参加対象者 森のようちえんに興味のある方、森のようちえんに参加を希望する親子
参加費 一人500円(2歳以上)
内容 新居浜と西条と松山の森のようちえんに参加している子どもたちがやってきます。アクティブに森で遊ぶ子どもたちを見守りながら、森のようちえんについてみんなで語り合いましょう!!
持ち物 防寒着、着替え、食器、箸、帽子、雨具、タオル、ブルーシート
※小雨決行。

団体のコロナウイルス感染症対策ガイドラインを確認して、参加希望する場合は申込フォームの「同意します。」にチェックをお願いします

≪スケジュール≫

9:30~10:00 受付
10:00~10:10 活動場所の説明、一日の流れ説明
10:10~11:30 森遊び
11:30~12:20 昼食(羽釜でご飯を炊いて、お味噌汁)
12:30~13:00 森の音楽会
13:00~14:00 森遊び 
14:00~15:00 森でゆっくり座談会(興味のある方のみ)
※帰る時間は自由です。帰る時にスタッフにお声掛けください。

遊び場通信27号できました!!

今回のテーマは「おそとであそぼ!」「子ども」にとって「遊び」は生きることそのものです。ぜひみんな季節を楽しみながらお外で遊ぼうね!!冊子は今後、松山市内の公民館や児童館などにもおいてもらう予定です。みきゃんっ子や各種イベントでも配布します。

【参加者募集】森のようちえんみきゃんっ子

毎週火曜日に愛媛県総合運動公園で実施している森のようちえんみきゃんっ子ですが、10/27以外はまだ募集中となっていますので興味のある方は下記HPをクリックしてください!

秋が深まり涼しくなってきました。みきゃんっ子では毎回、薪から火をおこしてご飯を作っているのですが、これからはお湯も沸かして皆さんをお待ちしております。

お母さんもお父さんも自分時間を楽しみませんか?

自然の中でゆっくりコーヒーを飲んだり、紅茶を飲んだり、マシュマロを焼いたりして楽しむこともできます。(コーヒー粉や紅茶パック、コップなどは各自でご用意ください。)

ソーシャルディスタンスを保ちながら、屋外の空間で火を見ながらゆっくり井戸端会議もいいものです。

森のようちえんたんぽぽの根っこの預かり保育(10月~12月 合計13回)申込締切ました。

松山市祝谷にあるみかん山をお借りして実施している「森のようちえんたんぽぽの根っこ」10月~12月の毎週金曜日(計13回)の参加者の申込を締切りました。

来年も1月から預かり型を引きつづき開催しますのでよろしくお願いします。

「学び」の意味について-私たちは何のために学ぶの?2020.9.8哲学カフェのテーマ

※この原稿は松山短期大学非常勤講師の山本希さんが作成したものです。

  • はじめに

まず「哲学」について。哲学は他の学問のように、ひとつの問いに対してひとつの正しい答えがあるわけではありません。客観的に正しい答えに自分の考えをすり合わせるのではなく、自分が納得できる答えに出会うことを求める―これが哲学の醍醐味です。ですから答えは人の数だけあるとも言えるし、自分のものだとしても明日には今日とはまた異なる答えに出会うこともあるとも言えます。

 今日のテーマは、「学び」の意味についてです。「どうして勉強するの」という子どもの素朴な問いに対して、常識的には「大人になって困らないため」という答えが用意されています。親であり大人である私たちも、この答えを当たり前のように踏襲し、その上で「どうやって子どもを学ばせるか」ということを熱心に追及しています。

 「大人になって困らない」というのは、まあ確かにそうかもしれません。だけどそれだけじゃないかもしれないし、全く別の答えが見つかるかもしれない。その気持ちを胸に、先達たちの言葉に耳を傾けてみましょう。

2. 自分の経験できないことを学ぶ―他者理解のための学び

三砂ちづる『身体知 身体が教えてくれること』より(p.66 バジリコ出版)

 私が「いいお産、いいお産」と言っていると、「そういう経験をできなかった人はどうするのか」とよく言われるのです。できない人はしょうがないですよ。人生は何でもいちばんいい、と思うとおりにはならない。しょうがないからそこをまわりが受けとめてまわりが支えていけばいいのです。できない人がいるからといって、本来のお産はこういう経験だということを言わなくていいということではない。お産はこういう経験だということを、お母さんも赤ちゃんも男の人もみんなわかっていい。いまは医療としての出産しかみていないから、ほんとうの生まれる意味がわからなくなってきている。本当のお産がこんなにすばらしいと言うと、「できない人やできなかった人がかわいそうだからやめてくれ」と反応するのは、方向が逆だと思いますね。(略)

 人間は経験したからといって、すべてわかるものではない。言葉から想像して他人の経験を共有するために「勉強」というものをしているのでしょう。自分が経験していないからわからない、ということではないと思う。経験がすべて、ではないですよ。

3.私はどうしてこの「私」なのか―自己理解のための学び

内田樹『疲れすぎて眠れぬ夜のために』より(pp.104-105 角川文庫)

空間的に自分が「どこにいるか」ということは比較的簡単に分かります。しかし、時間の流れの中のどこに自分はいるのか、ということは、「勉強」しないと分かりません。(略)

ぼくはよく「マッピング」ということばを使います。

「マッピング」というのは「地図上のどの点に自分がいるかを特定すること」という意味です。地図の中のどこに自分がいるかということは、「今・ここ・私」を中心にしている限り、絶対に分かりません。当然ですけど。

 だって、そうでしょ。「地図を見る」というのは、とりあえず、「今・ここ・自分」をかっこに入れて、そこから想像的に遊離して、上空に仮設した「鳥の眼」から見下ろす、ということなんですから。

 想像的に視点を自分から離脱させてみる。視座をどんどん遠方にずらせば、遠方から「自分を含んだ風景」を見ることができる。自分自身を含んだ大きな風景を、都市を、大陸を、地球を、想像できる。高度を上げられる人ほど自分の空間的な位置取りについて、より多くの情報を手に入れることができます。

これが空間的なマッピングです。時間の流れの中のマッピングも原理的には同じことです。

自分がどんなふうに形成されてきたのかを見る、ということです。

自分の家庭や会社や共同体。その網目のどこに自分がいて、どのような機能を果たしているのか。どういう要素の複合効果として自分は出現してきたのか。条件がどういうふうに変われば自分は「消え去る」のか。そういうことを考えるのが「時間的マッピング」です。

自分の「前史」を見通すということですね。

4.自分の存在の意味を見出すための学び

   大江健三郎『「自分の木」の下で』より(pp.15-16 朝日文庫)

私は自分でもおかしく感じるほど、ゆっくりした小さな声を出してたずねました。

―お母さん、僕は死ぬのだろうか?

―私は、あなたが死なないと思います。死なないようにねがっています。

―お医者さんが、この子は死ぬだろう、もうどうすることもできないといわれた。それが聞こえていた。僕は死ぬのだろうと思う。

母はしばらく黙っていました。それからこういったのです。

―もしあなたが死んでも、私がもう一度、産んであげるから、大丈夫。

―……けれども、その子供は、いま死んでゆく僕とは違う子供でしょう?

―いいえ、同じですよ、と母はいいました。私から生まれて、あなたがいままで見たり聞いたりしたこと、読んだこと、自分でしてきたこと、それを全部新しいあなたに話してあげます。それから、いまのあなたが知っている言葉を、新しいあなたも話すことになるのだから、ふたりの子供はすっかり同じですよ。

私はなんだかよくわからないと思ってはいました。それでも本当に静かな心になって眠ることができました。そして翌朝から回復していったのです。とてもゆっくりとでしたが。冬の初めには、自分から進んで学校に行くことにもなりました。

教室で勉強しながら、また運動場で野球をしながら―それが戦争が終わってから盛んになったスポーツでした―、私はいつのまにかボンヤリして、ひとり考えていることがありました。いまここにいる自分は、あの熱を出して苦しんでいた子供が死んだ後、お母さんにもう一度産んでもらった、新しい子供じゃないだろうか?あの死んだ子供が見たり聞いたりしたこと、読んだこと、自分でしたこと、それを全部話してもらって、以前からの記憶のように感じているのじゃないだろうか?そして僕は、その死んだ子供が使っていた言葉を受けついで、このように考えたり、話したりしているのじゃないだろうか?

この教室や運動場にいる子供たちは、みんな、大人になることができないで死んだ子供たちの、見たり聞いたりしたこと、読んだこと、自分でしたこと、それを全部話してもらって、その子供たちのかわりに生きているのじゃないだろうか?その証拠に、僕たちは、みんな同じ言葉を受けついで話している。

そして僕らはみんな、その言葉をしっかり自分のものにするために、学校へ来ているのじゃないか?国語だけじゃなく、理科も算数も、体操ですらも、死んだ子供らの言葉を受けつぐために必要なのだと思う!ひとりで森のなかに入り、植物図鑑と目の前の樹木を照らしあわせているだけでは、死んだ子供のかわりに、その子供と同じ、新しい子供になることはできない。だから、僕らは、このように学校に来て、みんなで一緒に勉強したり遊んだりしているのだ……

【このテーマをどう読み解くのか?】

「学び」というと学校の勉強とイメージする人は多いと思います。でも人生において学ぶとは…?これは深いテーマですが子育て中のお母さんお父さんがもう一度考えるテーマではないかと思います。

安定的な大企業のサラリーマンや公務員が今の若者たちにとって一番人気の職種ですが、10年後には7割の仕事がなくなるともいわれています。だから広義の発想で学びについて考えるというのも大事なのだと思います。

子ども時代に何を学ぶべきなのか?学ぶというのは子ども時代だけのものなのか?

創造力をはたらかせ、楽しく人生を生きるコツを学びましょう(^^)/

【参加者募集】たんぽぽの根っこの預かり保育(10月~12月 合計13回)

松山市祝谷にあるみかん山をお借りして実施している「森のようちえんたんぽぽの根っこ」は10月~12月の毎週金曜日(計13回)の参加者を募集しています。募集開始は9月5日の午前9時からです。詳しい内容は下記からご確認ください。

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